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[BOOKデータベースより]
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ある家のおしいれの中に、一ぴきの古ぼけた、かいじゅうのぬいぐるみが住んでいました。自分に何かたりないものがある気がしていたかいじゅうは、ある日、その何かをさがしに外のせかいへ出ていきますが…。
[日販商品データベースより]おしいれの中に住んでいた、1匹の古ぼけたかいじゅうのぬいぐるみ。自分に何か足りないものがある気がして、その何かをさがしに外の世界へ出ていくが…。野間児童文芸賞受賞作家・富安陽子の最新作。
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価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2011年02月発売】




















ある家のおしいれの中に、一ぴきの古ぼけた、かいじゅうのぬいぐるみが住んでいました。緑色のぶあつい、スベスベの布でおおわれ、体の中には綿がぎっしり、鼻のてっぺんと、頭の上と、手の先にはフェルト製の白いツノとツメ。黒い貝がらの丸いボタンでできている目玉は、左目がずいぶん前に取れて、片目になってしまったかいじゅうです。このかいじゅう、かつて仲良しだった男の子が大人になって遊ばなくなったため、長い間、暗い押入れの中でただじっとしていました。けれども、ずいぶん前から自分に何かたりないものがある気がしていて、ついにある晩、その何かをさがしに家を出ていきます。しかしやっと外に出たかいじゅうに降りかかってきたのは、数々の災難!川に落ちて水浸しになったり、アリ軍団に囲まれたり、雑草の林で草の種やトゲがひっついて体がモサモサになったり、カラスにやぶに間違われて頭に止まられたり…。それでもかいじゅうは、出会ったアリたちやカラスに、さがしものが何なのか、何をさがしたら良いのかたずねていきます。次々に散々な目に合ってしまうかいじゅうにはハラハラさせられっぱなしですが、真面目で一生懸命、でもちょっと抜けていてユーモラスなその姿にはどんどん愛着がわいて、応援したくなってしまいます。かいじゅうは、無事さがしものを見つけられたのでしょうか?さがしものとは一体何だったのでしょう? 作者は、いつも読者をワクワクさせてくれるストーリー展開で、子どもにも大人にも大人気の富安陽子さん。小学校中・高学年向けのお話をたくさん書かれている富安さんには珍しい低学年向けの幼年童話です。初めて字が多い本に挑戦する時の、絵本からよみものへの橋渡しにぴったり。あおきひろえさんの描くまるまるっとしてさわり心地の良さそうなかいじゅうや、強気なアリ軍団の絵もかわいらしく、さらにお話を盛りたててくれています。親子でかいじゅうのさがしものを一緒に考えながら章ごとに読み進めていくのも楽しそうですね。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
【情報提供・絵本ナビ】