- 逆説の日本史 別巻 3
-
小学館文庫 い1ー28
ニッポン「三大」紀行
- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094087703
[BOOKデータベースより]
古来より日本人ほど「三大―」が好きな民族は珍しい。たとえば、平安時代の書物には、三大建築は「雲太、和二、京三」つまり出雲大社、東大寺大仏殿、京都御所と記されている。実はこの順番は、憲法十七条の条文にも通底しているのだ。これらが示唆する日本人の根本原理とは!?別巻シリーズ第三弾では、「日本三景」「三名山」から「三名瀑」「三名城」「三大霊場」まで、調和を表わす霊数「三」にちなんだ全国各地の聖地を読み解く。新たな試みで八百万の神々が宿る聖地に誘う逆説ファンの必読書。
第1章 自然・景観編(日本三景―松島・天橋立・厳島;日本三名山―富士山・白山・立山;日本三大松原―三保の松原・虹の松原・気比の松原 ほか)
第2章 観光・旧跡編(日本三古湯―有馬温泉・道後温泉・白浜温泉;日本三古碑―多賀城碑・那須国造碑・多胡碑;日本三津―坊津・那津・安濃津 ほか)
第3章 社寺・祭編(日本三大霊場―恐山・比叡山・高野山;日本三大八幡宮―宇佐神宮・石清水八幡宮・筥崎宮(別説)鶴岡八幡宮;日本三大曳山祭―祇園祭・高山祭・秩父夜祭 ほか)
終章 日本三大考―「三」という霊数を好む日本人の根本原理
付録 ニッポン「三大」紀行マップ
日本人はなぜ「三」という霊数が好きなのか
日本人ほど「三大――」が好きな民族は珍しい。古代から「三」という数字は、一種の調和を表わす「霊数」であるとされてきた。
たとえば平安時代の書物には、三大建築は「雲太、和二、京三」と記されている。それぞれ出雲太郎、大和二郎、京三郎の意味で、出雲大社、東大寺大仏殿、京都御所を指しているが、実はこの順番は、聖徳太子が制定した憲法十七条の条文にも通底している。これらが示唆する日本人の根本原理とは……!?
累計450万部を突破する歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』別巻シリーズ第三弾「ニッポン[三大]紀行」では、「日本三景」「日本三名山」から「日本三名瀑」「日本三名城」「日本三大霊場」まで、調和を表わす霊数「三」にちなんだ全国津々浦々の聖地を逆説史観で読み解きます。
松尾芭蕉が松島で使った「禁じ手」、かぐや姫が焼いた「不老不死の薬」と富士山の由来、日本城郭史上画期的な秀吉の大坂城、世界最古の木造建築・法隆寺の秘密、佐渡に流された「三大流罪人」、宇佐神宮に祀られる比売大神の正体、……これまでにない新たなアプローチでニッポンの原風景を味わい直す逆説ファン必読の書。解説は作家・荒俣宏氏。
【編集担当からのおすすめ情報】
比較文化論の観点から本書を読み解いた、作家・荒俣宏氏による解説【日本人はなぜ「三大」を選びたくなるのか】も必読です!!
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