- 在庫状況:品切れのため入荷お知らせにご登録下さい
[BOOKデータベースより]
養護施設で育った美月と、育ての親を亡くしたばかりの月明は、中学二年生の夏休み、津田節子という富豪の別荘に、養子候補として招かれる。悲しみのにおいに満ちた別荘で、ふたりは手を取りあい、津田節子の思惑を探っていく。十四年前、ダムの底に沈んだ村、その村で行われていた魂呼びの神事、そして大口真神の存在。さまざまな謎を追ううちに、ふたりは、思いもかけない出生の秘密にたどりつく…。
[日販商品データベースより]養護施設で育った美月と、育ての親を亡くしたばかりの月明は、中学二年生の夏休み、津田節子という富豪の別荘に、養子候補として招かれる。悲しみのにおいに満ちた別荘で、ふたりは手を取りあい、津田節子の思惑を探っていく。十四年前、ダムの底に沈んだ村、その村で行われていた魂呼びの神事、そして大口真神の存在。さまざまな謎を追ううちに、ふたりは、思いもかけない出生の秘密にたどりつく…。
■あらすじ■
養護施設で育った美月と、育ての親を亡くしたばかりの月明は、中学二年生の夏休み、津田節子という富豪の別荘に、養子候補として招かれる。悲しみのにおいに満ちた別荘で、ふたりは手を取りあい、津田節子の思惑を探っていく。十四年前、ダムの底に沈んだ村、その村で行われていた魂呼びの神事、そして大口真神の存在。さまざまな謎を追ううちに、ふたりは、思いもかけない出生の秘密にたどりつく…。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 博物館の少女 騒がしい幽霊
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2023年09月発売】
- ロミオとジュリエット
-
価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2022年12月発売】
- 怪盗ファンタジスタ
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2023年06月発売】
- キツネ山の夏休み
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【1994年07月発売】
- 博物館の少女 怪異研究事始め
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2021年12月発売】
酒井駒子さんの幻想的な二人の少女の絵の表紙が印象的です。
『盆まねき』で小学生の女の子の不思議な体験を綴った作品のあと、
主人公を14歳の二人の中学生としたファンタジー。
とてもリアリティがあり、最初から提示される数々の謎が読み進めるごとに明かされ、
最後にジグゾーパズルの最後のピースが埋まる感覚で、一気に読んでしまいます。
養護施設で育った美月(みづき)は、ある日不思議な条件(月に関連するなど)で、
富豪の老女の別荘に招かれます。
同じようにして、月明(あかり)も招かれたのです。
その別荘で心を通じ合わせ、それぞれの不思議な力で、
二人は自分たちの、知られざる出生の秘密を知ることになります。
別荘の前のダム湖に沈んだと言われる弓月村のエピソード、
別荘に関わる人々の正体、裏山の祠・・・。
神社を中心に行われる神事をベースに、日本古来の信仰が描かれ、
日本人のDNAの琴線に触れる思いでした。
また、みづきが育ったのがキリスト教系の養護施設、あかりが育ったのが寺、と
日本らしい混沌とした宗教の狭間を見る思いでした。
特に土着信仰や神事については、作者のかなり深い造詣を感じました。
加えて、生死観や親子の愛情もたっぷり描かれ、とても奥深い余韻を感じました。(レイラさん 40代・兵庫県 男の子19歳、男の子17歳)
【情報提供・絵本ナビ】