古事記

環太平洋の日本神話
アジア遊学　１５８

勉誠社
丸山顕徳　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2012年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784585226246

内容情報

[BOOKデータベースより]

環太平洋の日本神話―一三〇年の研究史
環太平洋における日本神話モチーフの分布
海から来たる王者―記紀神話に見る古代日本の海景観
アンデス山脈のなかの古事記
イザナギとイザナミ―火と水の神話
祓と禊の文字の意味とその作法―「はらへ」と読む禊という漢字
ハイヌウェレ型神話と縄文土偶―考古学における解釈の問題
出雲神話の海洋性
伐たれる蛇の姿―八俣大蛇退治譚の一覚書
山幸彦、海神宮にて豊玉姫と出会いしこと―ニューギニア神話からの眼差し
世界樹ユツカツラと聖なる井泉
三輪山の蛇神話の分布―台湾原住民族における蛇の伝承造形を中心に
魚の民俗と神話―海と川の回遊魚スズキと暖流域の回遊魚シイラ
古事記の「ものがたり」と日本書紀の「歴史」―伊勢神宮創祀記事をめぐって

[日販商品データベースより]

「古事記」を中心に日本神話の全体を見直し、環太平洋神話のひとつとして捉え直すことで、その普遍性と独自性を浮き彫りにする。文学・歴史・考古学、文化人類学など、幅広い研究方法を視野に入れる。