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ユーザーレビュー （1件、平均スコア：5）
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「近現代史＜昭和・平成＞」レビューコメント
アベノミクスが空前のブームとなっている。世はにわかな昭和レトロブームから、平成バブル再燃期待に一直線の様相でもある。安倍晋三を知るにはその祖父である岸信介を知らずにいるわけにはいかない。岸信介は戦後昭和史の中心人物である。本書はこうした興味を一冊で満たしてくれる秀逸の作品である。（イラブー／男性／５０代）
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[BOOKデータベースより]
長州の政治家血族として生を享け、帝大卒業後は少壮官僚の力を発揮し、３９歳で満州経営に乗り出す。Ａ級戦犯容疑で巣鴨プリズン拘留後、無罪放免されると、一気に政治の世界を上り詰めた。保守合同後、５９歳で自民党初代幹事長に、翌年第５６代首相に就任。６０年安保改定にひとりで立ち向かった。口癖は「金は濾過して使え」。家族には決して怒らない優しい素顔と、一方で上長を斬り捨てる一面も見せる。情と合理性としたたかさを併せ持った、昭和の傑物政治家の全て。
序章 南平台の家―「六〇年安保」の渦中で
[日販商品データベースより]第１章 長州の血族―繁茂する佐藤家と岸家
第２章 満州の天涯―縦横無尽、私服の「経済将校」
第３章 東条英機との相剋―悪運は強いほどいい
第４章 巣鴨拘置所での覚悟―「踊る宗教」北村サヨの予言
第５章 ＣＩＡ秘密工作と保守合同―冷戦を武器に接近したダレス
第６章 不退転の決意、安保改定の夜―情けあるなら今宵来い
第７章 絢爛たる晩節―憲法改正の執念、消えず
悪運は強いほどいい…。６０年安保を単身背負った豪腕宰相を描く、渾身の書き下ろしノンフィクション。情と合理性としたたかさを併せ持った、昭和の傑物政治家・岸信介のすべて。