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[BOOKデータベースより]
“日本の中心”の謎を、古都の文化・歴史から解き明かす。
1章 天皇の譲位が皇室典範を変えた
[日販商品データベースより]2章 皇室の「京都へのお戻り」は可能か
3章 日本の文化はどこまで守るべきか
4章 じつはいい加減な日本人と日本の伝統
5章 京都の「いけず口」の正体
6章 天皇の力の源だった「美人力」とは
7章 江戸時代の皇室は庶民に根づいていた
8章 「英明なる明治天皇」は天皇のあるべき姿か
9章 皇室は日本人の精神の反映
日本の中心の謎を、古都の文化・歴史から解き明かす。
「皇室の威光」の源を再発見すると・・・・・・
皇室は明治維新以降、東京に来られた。だが皇族方は1000年にわたり京都に住まわれ、独自の文化を形成し、貴族・武家社会の中でも権威を維持し続けた。そして今でも京都には立派な京都御所がある。外国の賓客、海外の王族や著名な政治家は、天皇ご夫妻から京都に招待されれば、さぞや喜ぶだろう。一方で、皇族の人数も確実に減少してゆく。今でさえ、皇居や赤坂の御用邸はあまりに広く贅沢ではないかという声を聞く。なれば、天皇ご夫妻が京都という古都で深淵なる歴史の流れに身を浸し、生活の規模を縮小し、国民のために祈る姿を見せて下さったらどうか。日本人の皇室に対する印象は大きく変わるだろう。現在の「開かれ過ぎた皇室問題」が解決されるかもしれないーー。本書では、ベストセラー『京都ぎらい』で名を馳せた京都在住の文化人・井上章一氏と、皇室関連の本を数多書き、皇族との付き合いも深い作家・工藤美代子氏が、本来、天皇陛下が住まうべき地で、千年の日本文化の守護者として存在なさることの是非を問う。「タブー」に挑むユニークな対談本。