[BOOKデータベースより]
餌を求めて遠泳するホッキョクグマ、60万羽のウミガラス、4万年前の空気の音…。厳寒地に生きる野生の動物たちの、ほんものの「いのち」の姿。
[日販商品データベースより]絵本作家のあべ弘士さんは、昨年、念願の北極旅行を体験。北緯79度の北極圏に浮かぶスヴァールバル諸島(ノルウェー)を中心にした、約4週間のヨットでの旅です。25年間、旭山動物園で飼育係としてさまざまな動物と関わり続けてきた動物のスペシャリストとして、あべさんはホッキョクグマ、セイウチ、アザラシ、ホッキョクギツネ、さまざまな鳥類など、たくさんの野生動物たちを氷河の合間を縫いながら観察しました。
その内容をつぶさに記録した航海絵日誌を元にできたのが、この探検記。絵本作家であるあべさんに「これまでとは自身の絵が変わった」と言わしめたほどの強烈な北極体験が、臨場感に富んだスケッチやユーモア溢れる文章で日々記録されています。数年前のクジラを食べるホッキョクグマ、60万羽のハシブトウミガラスの大コロニー、焼き芋のようにころがるアザラシ、4万年前の空気の音、判じ物のような雪渓、ゆかいなクルーたち……野性動物はもちろん、人間や、厳しい自然に囲まれた土地など、ありとあらゆるところに、あべさんの観察眼は注がれます。
地球温暖化の影響を最も端的にうけるという北極。絶滅も危惧される動物たちのいまの様子がリアルに伝わるこの探検記で、冒険の楽しさはもちろん、生きものに対する驚異と尊敬を感じとっていただければと思います。
登場する生き物は、ホッキョクグマ、アザラシ、セイウチ、ホッキョクギツネ、スヴァールバルトナカイ、ミンククジラ、シロイルカ、クリオネ、ヒメウミスズメ、ニシツノメドリ、ハシブトウミガラズなど。
小学5年生以上漢字にルビ
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『あらしのよるに』の絵を担当されたあべ弘士さんの北極探検記。
旭山動物園の飼育係をしてたので、動物たちの知識は豊富なだけに、
リアルなスケッチによるレポートは臨場感たっぷりです。
ホッキョクグマ、セイウチ、アザラシ、ウミガラス・・・。
ここにも収められている動物たちのエピソードは、
そのまま数々の絵本作品としても発表されています。
あべさんの感動がそのままスケッチから感じられ、北極の生き物の世界を体感できそうです。
そう、命の様子そのものです。
ウミガラスの大群、アザラシたちの様子、ホッキョクグマの食事風景・・・。
氷山の風景も的確に活写されています。
同行したスタッフの様子も興味深いですね。
ヨットや船内の様子もよくわかります。
あべさんならではの視点が軽妙で面白かったです。(レイラさん 40代・兵庫県 男の子19歳、男の子16歳)
【情報提供・絵本ナビ】