[BOOKデータベースより]
あるうつくしいまんげつのよる、たまごにちいさなひびがはいり、やがてからがわれると、なかからちいさなちいさなりゅうのあかちゃんがでてきました。竜のぼうやの小さな冒険物語。
[日販商品データベースより]ある美しい満月の夜、卵に小さなひびが入り、殻がわれると、中から小さなりゅうの赤ちゃんが出てきた。生まれてからみっつめの朝が明けると、りゅうのぼうやは大空へとび立った…。りゅうのぼうやの小さな冒険物語。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- おおかみのはなし
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2020年10月発売】
- てんぐのくれためんこ
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2008年03月発売】
- こんとごん
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2022年02月発売】
- とけいのくにのじゅうじゅうタイム
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2011年03月発売】
- なまはげ
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2020年12月発売】
富安陽子さんと早川純子さんと竜。この組み合わせだけでもワクワクせずにはいられません。一体どんなお話が待っているのでしょう、どんな竜の姿が見られるのでしょう。物語は、竜のぼうやが生まれる美しい満月の夜から始まります。雲の巣の中で温めていたたまごにひびが入り、やがて殻が割れると、中から小さな小さな竜の赤ちゃんが出てきました。生まれたての竜のぼうやは、月にむかって「シャーッ」とほえます。おかあさんは、自分の体のとぐろで眠るぼうやを優しく優しくなめてやります。ああ、なんて小さなぼうや。そして、なんて大きなおかあさんなのでしょう。一つ朝が明けるごとに、どんどん成長していくぼうや。少しずつ空も飛べるようになります。ところがある晩、目を覚ましたぼうやは不思議なものを見たのです。それははるか遠くに明るく輝く街の灯りだったのですが・・・。私達のいる地上からはるか遠く空の上で、ぼうやを育てる竜のおかあさん。そのやわらかな文章のせいでしょうか、その雄大な絵のせいでしょうか。竜と聞いて想像するよりも、ずっとずっとゆったりとして優しい世界が広がっているのに驚かされます。心地よくその物語へと入っていけるのです。ちびなぼうやの可愛らしさ、儚げな様子といったら!それを包み込むおかあさんのどこまでも大きな愛情の力強さといったら!!ぎろりとした目、立派なつの、鋭い牙と爪。その姿が画面からはみ出るほどの迫力で描かれているのに、同時にあたたかいものを感じさせてしまう早川さんの絵の力に脱帽してしまうのです。読み終えた後、何とも言えない幸福感に涙が出そうになりました。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
5歳の娘と一緒に読みました。
どのページも迫力のあるりゅうのお母さんが描かれています。
絵を見ているだけで、なんだか力ずよく、りゅうのぼうやを守ってくれているように思えました。母親=安心できる場所、そんな場所からちょっとした好奇心で飛び出してしうまぼうや。
最後は娘と目を合わせて「よかったね!」と笑顔で本を閉じました。(ちえこちゃんさん 40代・東京都 女の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】