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[BOOKデータベースより]
人間誰しもそうであろうと思うが、当然くる人生の終焉に対する己が身の「整理」、これであろう。想い出という名の未練を書き残しておく。希代の天才落語家、最後の書き下ろし。
第1章 負けず嫌いで皮肉なガキだった―父と母、空襲、疎開、敗戦(小石川に生まれ多摩川べりで育つ;死の床の祖母 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 現在の職業になる如く―ラジオと映画、寄席、入門(ラジオという最高の娯楽;この頃から批判眼 ほか)
第3章 いわゆる波乱万丈の人生だ―家族、家、仕事、交遊録(落ち目のときはドカンといく;「絶対にこの暮らしを離すまい」 ほか)
第4章 アフリカ、もう行けまい―旅、映画、外国ジョーク(誰も外国に行けなかった頃;女を買うのは好きじゃない ほか)
第5章 エゴの塊のような気狂いが老いた―がん、声、未完(“松岡さん”と呼ぶのはやめてくれ;人並みに治っても駄目 ほか)
談志 最後の三部作――。
第一作、『談志 最後の落語論』(2009年11月刊行)
第二作、『談志 最後の根多帳』(2010年4月刊行)
そして、第三作がついに!
初めて明かす父の記憶、
敗戦に向けられた幼くも容赦のない視線、
落語への目覚め、
妻のこと、2人の子のこと、
そして忘れることのできない芸人たちとの会話、
大好きだった旅の想い出。
研ぎ澄まされた感性がゆえの苦悩、
崩壊していく肉体と精神。
それでも語り続けようとした希代の天才落語家、
最後の書き下ろし!