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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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Katsuei
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最も身近なものでありながら良く分からない重力の秘密を易しく解き明かす貴重な一冊
数学や物理学が好きではなくても、何故重力が働くのだろうと疑問を感じた人は多いと思います。
そんな知っているけど、その原理が解明されていない重力を、最新の理論を出来るだけ易しく解説しながら説明する貴重な一冊だと思います。
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Tucker
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クラークの三法則
いつも身近に感じる力の一つでありながら、最も不明な点が多い力「重力」
その重力についての最新の研究成果やそこに至る過程を解説している。
数式を使わないで、説明しているのは意図的にだろう。
分かりやすく説明しようとしているが、決して易しい内容ではない。
自分も一度では理解しきれなかった。(今でも理解しきれたかは自信がない部分がある)
SF作家のアーサー・C・クラークは、「クラークの三法則」というものを提唱した。内容は次の通り。
1.高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。
また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
2.可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。
3.充分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。
重力の研究の発展の過程はクラークの第二法則にピッタリあてはまる。(重力の研究に限ったものではないだろうが)
極端な状況にその理論を当てはめても破綻しないか、とさんざん突きまわした挙句、説明できなければ、新しい(そして、古い理論を抱合する)理論を考えつづけた歴史が語られている。
また、それを突き動かすエネルギーはクラークの第一法則の後半、「偉大な先人が不可能と言ったから」というのも混ざっているだろう。
そして、最後の方で語られる内容は、クラークの第三法則そのもの。
所謂「並行宇宙」や「宇宙は10次元だと考える」など、単語を切り出しただけだと、SFと勘違いされるだろう。
ところで、内容の難解さに耐えつつ読み進めていくと、最後に「どんでん返し」が待っている。
この部分は、ちゃんと理解できているか、あまり自信がない部分でもあるし、ある意味「ネタバレ」なので自主規制。
まさに真実は小説より奇なり。
正確には「真実かもしれないこと」だが。
[BOOKデータベースより]
私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は一〇次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。
第1章 重力の七不思議
[日販商品データベースより]第2章 伸び縮みする時間と空間―特殊相対論の世界
第3章 重力はなぜ生じるのか―一般相対論の世界
第4章 ブラックホールと宇宙の始まり―アインシュタイン理論の限界
第5章 猫は生きているのか死んでいるのか―量子力学の世界
第6章 宇宙玉ねぎの芯に迫る―超弦理論の登場
第7章 ブラックホールに投げ込まれた本の運命―重力のホログラフィー原理
第8章 この世界の最も奥深い真実―超弦理論の可能性
弱い、消せる、どんなものにも等しく働くなど不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深く繋がっている。最先端の理論が直感でわかる、エキサイティング宇宙論。