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- 鶴川日記
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2012年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784569677828
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[BOOKデータベースより]
「農村の生活は、何もかも珍しく、どこから手をつけていいか、はじめのうちは見当もつかなかった」―。本書は、名随筆家として今なお多くのファンを持つ著者の知性と感性が光る珠玉の随筆集。往時の町田市鶴川での幸福な日々と人々との交流を描いた「鶴川日記」。山の手育ちの著者が憶い出に残る坂を再訪する「東京の坂道」。梅原龍三郎・芹沢〓(けい)介そして祖父と過ごした日々を綴る「心に残る人々」を収録する。
鶴川日記(鶴川の家;農村の生活;村の訪問客;鶴川の周辺)
[日販商品データベースより]東京の坂道(富士見坂から三宅坂へ;永田町のあたり;麹町界隈;国府路の町;番町皿屋敷;靖国神社の周辺;一ツ木の憶い出;赤坂 台町;赤坂から麻布へ;伝通院と後楽園;神楽坂散歩;八百屋お七と振袖火事)
心に残る人々(ある日の梅原さん;熊谷守一先生を訪ねて;熊谷先生の憶い出―追悼;芹沢さんの蒐集;バーナード・リーチの芸術;牟田洞人の生活と人間;角川源義さんの憶い出;北小路功光『説庵歌冊』;祖父母のこと)
「農村の生活は、何もかも珍しく、どこから手をつけていいか、はじめのうちは見当もつかなかった」――。▼本書は、名随筆家・当代一の目利きとして今なお多くのファンを持つ著者が、30年余り前に綴った知性と感性が光る珠玉の随筆集の復刻版である。▼第二次世界大戦が始まると同時に移った往時の町田市鶴川に今も残る藁葺き屋根の農家「武相荘」。そこでの幸福な日々やそこを訪れる人々との交流を描いた「鶴川日記」。山の手育ちの著者が、永田町・麹町・赤坂・麻布など憶い出に残る坂を再訪し、その場所にまつわるエピソードや現在の姿を綴った「東京の坂道」。長い人生の中で出逢った梅原龍三郎・熊谷守一・芹沢_介・荒川豊蔵ら文化人との心に残るエピソードや、祖父母など肉親と過ごした日々をまとめた「心に残る人々」の3篇を収録する。▼何気ない日常に温かな目を向け、人々との交流や毎日を丁寧に生きることの大切さ、本物の豊かさとは何かを思い出させてくれる一冊。