- もっと知りたい雪舟
-
生涯と作品
アート・ビギナーズ・コレクション
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784808708610
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[BOOKデータベースより]
序章 雪舟誕生―総社に生まれ、地元の宝福寺で僧となる 1歳‐?歳
[日販商品データベースより]第1章 不遇の京都時代―都へ上り、東福寺・相国寺で修行をしたが… ?歳‐35歳頃
第2章 山口での雪舟―西国の大大名・大内氏のスタッフとなる 35歳頃‐47歳頃
第3章 中国への旅―遣明使の一員として寧波へそして北京へ 48歳‐50歳
第4章 帰国後の雪舟―中国から帰った雪舟は、いつの頃か大分へと向かった 50歳‐60代前半
第5章 山口の老大家―地位を確立して隠居の年へ 60代後半‐82歳
特集 「天橋立図」の面白さ
終章 雪舟死す―没した歳は八十三とも八十七ともいうが、はっきりとはわからない 83歳‐?歳
京都で芽の出なかった、自意識の強い遅咲きの画僧が動乱の胎動期を泳ぎ切り、ついには「画聖」にまつり上げられる……。これが、作品と対峙し、史料やフィールドの研究も長年重ねた著者の率直な雪舟観である。水墨画を極めんと漂泊する天才のイメージからは遠い「人間」雪舟の生涯が、作品とともに生き生きと語られる。
誰にも真似のできない個性をにじませる力強い筆致はとくに晩年に顕著で、代表作の多くが60代後半以降80余歳で没するまでに生まれている。「雪舟は飽きない」という著者の案内で、水墨画の歴史を一変させた巨人の心を感じながら絵を見るのは、まさに極上の楽しみといえる。