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物語の隠れた小径へ
ちくま学芸文庫 わ11ー4
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2012年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480094339
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[BOOKデータベースより]
人はなぜ小説を読むのか。父から娘への手紙という形をとって、本書ではさまざまな小説の中に人生の“隠れた小径”を探ってゆく。「家族に対するわだかまり」「自分にひそむかたよりの感覚」「人間の金銭欲とは」などの身近な切り口から、世界の代表的な文学を取り上げる。ドストエフスキー『罪と罰』、トルストイ『戦争と平和』から、デュラス、モラヴィア、カルペンティエールまで、作品の大筋と読みどころを紹介。深い人間観・歴史観に裏打ちされた温かい語り口で、作品の豊饒な世界と、文学を読む愉しみを語る。はじめて小説の扉を開く人のための格好の入門書。
1(トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』―自分にひそむかたよりの感覚;カフカ『変身』―家族に対するわだかまり;バルザック『従兄ポンス』―人間の金銭欲のすさまじさ;スタンダール『パルムの僧院』―情熱によって行動する人間のけだかさ ほか)
2(ギュンター・グラス『猫と鼠』―戦争で消えた友への鎮魂歌;フィリップ・ロス『狂信者イーライ』―ユダヤ人自身の反撥と吸引;ソール・ベロウ『犠牲者』―被害妄想の悪夢;アラン・シリトー『屑屋の娘』―庶民のなかの“生”の瞬間 ほか)