- 石川啄木
-
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2012年01月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784305706355
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[BOOKデータベースより]
「正直に言へば、歌なんか作らなくてもよいやうな人になりたい」。そう願いながら生涯を歌とともに歩んだ天才歌人。啄木にとって歌を作るのは「我」と向きあうことだった。文学、恋愛、中退、挫折、彷徨、東京、借金、病魔、故郷―夢を見たのも、夢から覚めたのもその才のゆえであったろう。新しき明日を見渡したその眼は、また、ありふれた今日の中から近代の抒情を発見する。その代表作を厳選して紹介。各歌には現代語訳をつける。振り仮名つきで読みやすい丁寧な解説つき。歌人略伝・略年譜を付し、それぞれの歌人についてより深く知るための読書案内付き。
東海の小島の磯の
[日販商品データベースより]砂山の砂に腹這ひ
大といふ字を百あまり
浅草の夜のにぎはひに
わが髭の下向く癖が
さばかりの事に死ぬるや
鏡屋の前に来てふと
非凡なる人のごとくに
はたらけどはたらけど猶
邦人の顔たへがたく〔ほか〕
うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、石川啄木です。
不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心
石川啄木 いしかわたくぼく
「正直に言へば、歌なんか作らなくてもよいやうな人になりたい」。そう願いながら生涯を歌とともに歩んだ天才歌人。啄木にとって歌を作るのは「我」と向きあうことだった。文学、恋愛、中退、挫折、彷徨、東京、借金、病魔、故郷ーー夢を見たのも、夢から覚めたのもその才のゆえであったろう。新しき明日を見渡したその眼は、また、ありふれた今日の中から近代の抒情を発見する。歌壇の圏外に出て、平易な言葉で日常をとらえた啄木短歌は日本近代文学史に打ち据えられた道標である。