[日販商品データベースより]
こんなくれよんで、絵を描いてみたいな。
ぞうのくれよんは、とても大きなくれよん。青で描いたら、カエルが池とまちがえてとびこんじゃった。でも、まだまだ描きたいんだ。今度は何色を使おうかな……!?
厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財/全国学校図書館協議会選定図書「よい絵本」
/日本図書館協会選定図書
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これはくれよんです。でもねこの くれよんはこんなにおおきいのです。登場したのは一見、ごくふつうのオレンジ色のクレヨン。ところがページをめくると、その上に、猫が乗っている!?そう。実はこれ、大きな大きなゾウのクレヨンなのです。巨大なクレヨンを鼻で「にゅー」っとつかんで、「びゅー びゅー」と次々に絵を描くゾウ。それはもうすごい迫力で、ジャングルの動物たちは、本物の池だと思って飛び込んだり、火事だと思って逃げ出したり、次々と勘違いをしてしまいます。子どもたちが毎日のように手にする道具なのに、ちょっと考えもつかない設定です。長新太さんのシュールな世界は、のっけから子ども心をがっしりとつかみます。この「びゅー びゅー」のスピード感こそがお絵かきの気持ちよさだっていうことは、長さんと子ども達はよく知っているんですよね。カラフルで大胆なクレヨン画を眺めながら、感覚を刺激された子どもたちはきっと自らの手にもクレヨンを持って何かを描きはじめるのではないでしょうか。ぞうはまだ まだ かきたりない みたいでくれよんを もって かけだしました。 最後にクレヨンを持ったまま駆け出したゾウが描いたものは何でしょうか。この絵本では、そんなゾウの姿を通して長さんの描くことへの情熱までも伝わってくる気がします。子どもたちにも、いつまでも、こんなふうにのびのびとお絵描きをしてもらえたらすてきですね。(三木文 絵本ナビライター)
猫が乗るほど大きなクレヨン。あっさりと「こんなにおおきいのです」と始まってしまう長新太ワールド。こどもたちにはさほど驚きも違和感もなく受け入れているようです。
びゅーびゅーとぞうくんが描く絵に他の動物たちからクレームが。こどもたちが自由に描く絵、大人がごちゃごちゃ言ったらつまらなくなるだろうなと考えさせられました。
もっともっと広い場所で、どんどん自由にこどもたちと絵が描けるといいな。(Flappeさん 40代・福井県 )
【情報提供・絵本ナビ】