[BOOKデータベースより]
彼氏がいるのに、親友に想いを寄せられている。汐梨、平凡な日常と、特徴のない自分に飽き飽きしている。翔多、絵を通して、壊れた家族に向き合おうとする美大生。新、美人で器用な双子の姉にコンプレックスを抱く浪人生。梢、才能の限界を感じつつも、バイトをしながらダンス専門学校に通う。遙。あせりと不安を力に変えた５人が踏み出す“最初の一歩”。
[日販商品データベースより]絵を通して、壊れた家族に向き合おうとする美大生。双子の姉にコンプレックスを抱く浪人生…。あせりと不安を力に変えた５人が踏み出す「最初の一歩」。すくんだ心に爽やかな風が吹く書き下ろし小説。
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ユーザーレビュー （1件、平均スコア：5）
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 「シンクロ力」友人のカメラマンがこの本のカバーモデルを探していたときに、原作のとあるシーンを読んでいたら「bomiしか思い浮かばなかった」と電話がかかってきたのをきっかけに、朝井くんの作品を知りました。初めてゲラというもので小説を読んだので、すごく新鮮だったのを覚えています。カバーガールをしたというのを抜きにしても、朝井くんの作品の中で一番綺麗で、残酷で、でも読むと気持ちがスッとする”再生”の群青劇。人生をドラマに見立てたとして、主役で輝いているように見える人にも、端役にうんざりしてる人にも、本当はそれぞれに悩みやコンプレックスがあって、乗り越える為に必死で生きている。そんな当たり前のことに何度も気付かされます。作中の主人公達に、ものすごい勢いで、物語のいち読者である”わたし”をシンクロさせる力があるし、描写が丁寧で、現代の感覚で比喩的な表現(「まるで〜のように」というやつ)を使うのがすごく上手だな、といつも感心してしまいます。
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「シンクロ力」友人のカメラマンがこの本のカバーモデルを探していたときに、原作のとあるシーンを読んでいたら「bomiしか思い浮かばなかった」と電話がかかってきたのをきっかけに、朝井くんの作品を知りました。初めてゲラというもので小説を読んだので、すごく新鮮だったのを覚えています。カバーガールをしたというのを抜きにしても、朝井くんの作品の中で一番綺麗で、残酷で、でも読むと気持ちがスッとする”再生”の群青劇。人生をドラマに見立てたとして、主役で輝いているように見える人にも、端役にうんざりしてる人にも、本当はそれぞれに悩みやコンプレックスがあって、乗り越える為に必死で生きている。そんな当たり前のことに何度も気付かされます。作中の主人公達に、ものすごい勢いで、物語のいち読者である”わたし”をシンクロさせる力があるし、描写が丁寧で、現代の感覚で比喩的な表現(「まるで〜のように」というやつ)を使うのがすごく上手だな、といつも感心してしまいます。
bomi/著名人 ミュージシャン
3 SPECIAL BOOKS掲載日：2013/03/19
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】