- 再起動せよと雑誌はいう
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2011年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784874353691

ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
さいしょは自分の本でスミマセン。でもこの本は「本をつくる」「雑誌をつくる」ことの初心を思い出させてくれた貴重な一冊なのです。雑誌連載(Meets Regional)時の担当編集者、単行本の編集者、ブックデザイナー、出版社の書店営業の方、そして様々なかたちで店頭で本を紹介してくれた書店員の方、等々、多くの人の力を経てはじめて本は読者に届くということを、あらためて教えてくれました。この本を生み出してくれたすべてのクルーに感謝を込めて。
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さくら草
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タイトルはともかく
会社で働き始める前、いくつもの雑誌を愛読していた。「広告批評」とか「話の特集」とか「本の雑誌」とか、「ロッキング・オン」とか「Switch」とか「BRUTUS」とか(これだけ今も読んでいる)。そういえば佐野元春も「This」なんて雑誌出していたっけ。もう20年も前の話だ。
最近たまに買うのは山の雑誌と自転車の雑誌。やっぱり何か新しいことをやってみようと思ったり、興味関心が出てくると、それに関連する雑誌に手は伸びる。伸びるけれども趣味の世界の入り口で一度か二度買って終わりかなあ。
というわけで、何かと苦戦・衰退モードで語られることの多い雑誌ですが、改めて本書に取り上げられた30誌をながめると、まだまだ面白そうなフリーペーパー、ローカル・マガジンがあることがわかり、雑誌愛が少しばかり復活した気がしました。願わくば地域のユニークな本屋の盛り上がり?が雑誌を「再起動」する動きにつながればいいと思いますが。
[BOOKデータベースより]
『POPEYE』の変遷にみるニッポン男子の35年―POPEYE
[日販商品データベースより]BRUTUS、お前もか?「マガジンハウス時代」の終わり―BRUTUS
紙+ウェブ+アプリでデジタル時代の先頭を走る―WIRED
ダンディズムから教養主義へ。いまどきカルチャー誌の王道を歩む―Pen
遠い街からの手紙のように彼らが雑誌をつくる理由―spectator
「舶来雑誌」信仰の終わり。さよなら、『Esquire日本版』―Esquire
ストレートな「書き言葉」で時代精神を伝える―真夜中
『yom yom』を読む人たちはどこに―yom yom
批評するゆえに我あり。『ユリイカ』長寿の秘訣―ユリイカ
電子書籍化&国際化で文芸誌戦線に異状あり?―群像・新潮〔ほか〕
それでも雑誌は面白い。雑誌があることで、私たちはどうに生きていけるのか。「カルチャー誌」を超えて、「読む」雑誌の現在、「女子」雑誌が面白いなど、雑誌について語り尽くす。ホンネだらけの雑誌コラムも掲載。