[BOOKデータベースより]
おかしい。これって、絶対におかしい。わたしの胸はさらに激しく鳴りだしていた。じゃあ、東川さんはなんのためにここに来たのだろう。ここで、彼女はほんとうに足を滑らせたのだろうか。子どもは素直で、純粋で。そんなきれいごとは通用しない。現役教師が描く、リアルないじめの世界。
[日販商品データベースより]転校した先の学校で、自分が来る前に行われていた東川さんへのいじめに気づいてしまった明里は、入院している東川さんの事故が、実は自殺未遂ではなかったのかと疑います。やがて明里は東川さんへのいじめの証拠を少しずつ発見していき周囲に訴えるのですが、クラスメートはそのことで明里を敬遠し、ついには明里がいじめの対象になってしまいます。くじけそうになりつつも、明里にはいじめに負けられない理由があったのでした。
転校した先の学校で、自分が来る前に行われていた東川さんへのいじめに気づいてしまった明里は、入院している東川さんの事故が、実は自殺未遂ではなかったのかと疑います。やがて明里は東川さんへのいじめの証拠を少しずつ発見していき周囲に訴えるのですが、最初は優しかったクラスメートもそのことで明里を敬遠し、ついには明里がいじめの対象になってしまいます。くじけそうになりつつも、明里には前にいた学校での経験から、いじめに負けられない理由があったのでした。
現役の教師でもある作者が、子どもの心のなかにある「悪意」について真剣にむきあって書いた作品です。
ミステリーのように謎を追って読み進むうちに、どんどんリアルな子どもたちの悪意の世界に引き込まれてしまいます。
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いじめって怖いなーと思うお話でした。
集団で一人をいじめるというのが本当に嫌ですね。
入院しているクラスメイトにした行為は許しがたいし、こんなことまでするの?怖い…と思いました。
主人公の明里はすごく強くて勇気がある子だと思いました。担任に訴えたり、いじめられていても相手に声をかけつづけたり、みんなが蓋をしている問題にも自分の意見をしっかりと言ったり…感心しながらも自分の娘がこうだと親としては心配になるかな。
いじめをしていた子の一部で正直に自分のやったことをみんなの前で言った子たちがいましたが、彼らもよく話せたと思います。もちろんいじめはしてはいけないのですがそれらを認めることって勇気がいることですよね。
担任の教師には腹が立ちました。いじめが発覚し全校での問題となり責められ、体調を崩しましたが私は同情できませんでした。(みちんさんさん 30代・愛知県 女の子3歳、女の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】