[BOOKデータベースより]
「おまえはかんじゃに、さんざんいたいおもいをさせてきたであろう!」「いえいえ、わたしのうでまえは、たしかにてんか一。」いきているときのいいかげんなちりょうを、えんまさまにせめたてられたはいしゃは、いいのがれをして、なんとかじごくにおくられないようたちまわります。ほらふきはいしゃにふりまわされる、えんまさまとじごくのおにたちの、ゆかいなおはなし。3歳から。
[日販商品データベースより]生きている時のいいかげんな治療を、えんま様に責め立てられたはいしゃは、言い逃れをして、なんとか地獄に送られないよう立ち回る…。ほら吹きはいしゃに振り回される、えんま様と鬼たちのゆかいな話。
日本昔話のような、趣のあるタッチの絵ですが、よーく見てみると、ぎっと睨んだするどい顔のえんま様の歯になにやら黒い虫歯が・・・、そのうえ、手に持っているのは、大王と書かれたあんこのぎっしりはいったどら焼き。これは読まずにはいられません!
地獄で働く鬼たちは、えんま様をはじめ、それはそれは、いかつくて恐ろしいのですが、そこにやってきた、ほらふき歯医者は、真ん丸メガネにちょびひげと、なんともおとぼけ風。そんな、歯医者と鬼たちとのやりとりが、見た目のギャップと相まって、とにかく笑えます。鬼たちが歯を抜かれるときのもだえようといったら、ホントけなげで仕方ない。
読んだ後は、しばらく歯がうずうずするかもしれません!
(ハリボーさん 30代・京都府 男の子8歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】