[BOOKデータベースより]
派遣社員の長瀬正志は会社の倒産により失業。そして全財産も失い自殺しかけたところをオカマの桂木泉に助けられ、東京の下町・新小岩のゲストハウス「枝豆ハウス」で生活し始める。第3回「角川春樹小説賞」受賞作。
[日販商品データベースより]派遣元から「倒産」の宣告を受けた翌日、5年間同棲していた彼女は預金通帳とカードを持って姿を消し…。楽園って、どこにある。ハートフルかつコミカルな青春エンターテイナー、登場。〈受賞情報〉角川春樹小説賞(第3回)
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- お遍路ガールズ
-
価格:748円(本体680円+税)
【2016年03月発売】
- 劇場版シティーハンター 天使の涙
-
価格:880円(本体800円+税)
【2023年09月発売】
- 女神の教室〜リーガル青春白書〜 下
-
価格:935円(本体850円+税)
【2023年03月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
hamachobi
-
荒削りだけど面白かったです。
タイトルどおり、新小岩を舞台にした小説あれば、長年、新小岩の駅周辺を徘徊している自分としては読まずに入られまい。第3回角川春樹賞受賞作ということだが、なかなか面白かった。
ストーリーとか、主人公を初めとした登場人物たちの造形なんてのは、粗削りで、欠点も目立つけど、なぜだか、引きこまれていく。変な魅力のある小説だ。帯で北方謙三や今野敏、角川春樹らが大絶賛している程とは思えないけど、軽快なスピード感、主人公の熱さなど、あっという間に読み終えてしまうページターナーだった。
ただ、「新小岩」という街の魅力が上手く描けているかは疑問。私自身は住んでいるわけではないけど、よく飲む街なので、親しみは感じるが、著者が描くような下町の良さがあふれるような街ではない(私はそういう下町情緒が溢れる街よりは好きだが)。
また、ストーリーも、ちょっと短絡的だし、主人公の行動や心情も理解はできるが深さがないように思う。まぁ、面白かったから良しとするが。
文芸界に期待の新人が登場しました!著者の又井氏は32歳の若手作家。慶応大卒のエリートでありながら、大手映像関連企業をわずか10ヶ月で退社してしまったそうです。その後、テレビドラマのAD、バーテンダー、AV制作、ホストなど20種類近くの職業を経験し、本作でデビューを果たしました。その経歴は、まさに本作の主人公である正志そのもので、正志自身、全然仕事は長続きせず、ようやく性に合う仕事がみつかっても会社は倒産、半同棲していた彼女にも貯金の100万円を持ち逃げされてしまう悲しい運命。人生がどうでもよくなって、歌舞