中世南都仏教の展開

吉川弘文館
追塩千尋　

• 価格: 12,100円（本体11,000円＋税）
• 発行年月: 2011年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784642029018

内容情報

[BOOKデータベースより]

奈良時代、唐の仏教を手本に鎮護国家の祈願に奉仕した南都仏教。中世におけるその動向や特質とはいかなるものだったか。僧侶と寺院の動向を検証することで、南都仏教の実態に迫る。中世南都仏教研究の三部作をなす。

第１部　中世南都仏教の胎動（摂関・院政期戒律史の一視点―持戒の観点から；弁暁と東大寺再興；勧進聖としての栄西）
第２部　東大寺戒壇院の僧侶たち（東大寺聖守の宗教活動；円照の勧進活動と浄土教・密教；凝然の宗教活動―凝然像の再検討）
第３部　古代寺院の中世的展開（中世の橘寺と西大寺流；古代・中世の家原寺；西寺の沿革とその特質）

[日販商品データベースより]

奈良時代、唐の仏教を手本に鎮護国家の祈願に奉仕した南都仏教。摂関・院政期における動向は、中世とどう連続していくのか。南都生え抜きの僧により営まれた南都仏教とはいかなるものだったのか。中世後半の課題は何か。これらの問いに対し、僧侶と寺院の動向を検証することにより、南都仏教の実態に迫る。著者中世南都仏教研究の三部作をなす。