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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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beapea
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豊富な実験に基づいて、乳幼児から高校生までの子供たちの行動パターンを解き明かした本
文句なしに面白い一冊です。
心理学、社会心理学に興味がある人なら、子供の有無に関わらず楽しめると思います。
「子育て」というタイトルからなんとなく、小児科医や保育園の先生などが、経験則に基づいて乳幼児を育てるコツを紹介している本を想像していました。
実際は、社会心理学者が、豊富な実験に基づいて、乳幼児から高校生までの子供たちの行動特性や思考パターン、親や周囲からの働きかけによる影響などを解き明かしている本でした。
本書が読者として想定しているのは、アメリカの親や教育者たち。「データで検証すると実は、親や教育者の思い込みは間違っていた」というのが本書の基本的な筋書きなのですが、取り上げられている「思い込み」はそもそも、日本の読者にはぴんと来にくいものも多かったです。
でも、それを差し引いても、十二分に面白い。何が面白いかと言えば、それは本書で紹介されている実験の数々につきます。
「頭がいいのね」と知能をほめたグループと、「頑張ったのね」と努力をほめたグループに、「難しい課題」と「簡単な課題」を選ばせたところ、努力を誉められたグループは難しい課題に挑戦したのに対し、知能をほめられたグループは簡単な課題を選びがちだったとか。(「失敗して「頭がよい」というイメージに傷をつける位なら、挑戦したくない」という心理が働くようです。)
などなど、様々な実験結果が紹介されていて、読んでいて飽きないです。子供や若者の教育について、ここまで研究がなされていたのか、と、正直驚きました。
また本書は、単なる実験の羅列や「してはいけないこと」「効果がない教育方法」を列挙した「研究書」にとどまるのではなく、できる限り「具体的にどうすればよいのか」を説明しようとしています。
今はただ「面白い読み物」として読みましたが、いずれ子供ができたらまた是非読み返したい一冊でした。
[BOOKデータベースより]
子育て法の多くは逆効果!子どもは正直ではない、睡眠を削ってはいけない、頭より、自制心を鍛えよ…etcこれが脳と心の最新科学による発想!年間ベストブック。数々の賞を受賞。脳と心の最新科学による目からウロコの子育て本。
はじめに 子育て法の多くは逆効果!
[日販商品データベースより]第1章 ほめられる子どもは伸びない
第2章 睡眠を削ってはいけない
第3章 触れ合いを増やしても、差別はなくならない
第4章 子どもは正直ではない
第5章 IQは生まれつきの能力ではない
第6章 きょうだい喧嘩を、叱るだけではいけない
第7章 親との対立は、絆を強めるため
第8章 頭より、自制心を鍛えよ
第9章 子どもの攻撃性はマイナス要因ではない
第10章 言葉を覚える早道を誤るな!
おわりに 大人の視点で子どもを見てはいけない
子どもは正直ではない、睡眠を削ってはいけない、ほめられる子どもは伸びない、IQは生まれつきの能力ではない…。NYタイムズベストセラーにも選ばれた、脳と心の最新科学による目からウロコの子育て本。