- 河童の三平 上
-
貸本まんが復刻版
角川文庫 16791
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2011年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041929339
[BOOKデータベースより]
おじいさんと山奥で暮らす河童そっくりの三平少年は、ひょんなことから河童の国に紛れ込んでしまう。それを機に、河童の少年は人間界へ留学することに。三平の代わりに河童が学校に通っていると、なんと死神が現れる。おじいさんをあの世へ連れて行くというのだ。2人は必死で止めようと奔走。さらに河童は水泳大会の予選で珍騒動を巻き起こす。ユーモアに溢れながらも描き出される生と死。貸本時代の大傑作、待望の文庫化。
[日販商品データベースより]河童にそっくりな人間の子ども、河原三平は、ひょんなことから河童の世界に迷い込んでしまう。それをきっかけに、河童の長老の息子が人間世界へ留学することに…。古き良き日本の田舎で繰り広げられる大騒動!
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 そんなわけで、異世界にひかれる傾向は高まっていきます。兄の書棚から読んだ「墓場の鬼太郎」はおそろしすぎましたが、「河童の三平」はほどよく気が抜けた、けれどもクールなまでのナンセンスが貫かれた作品だと思っています。とくに死神とタヌキはその象徴で、水木先生の無常観、諦観を体現しています。主人公である三平が話の途中で死んでしまうのも驚きました。永井豪の「デビルマン」でもラストに主人公が死に、悪が栄えるという衝撃的な展開でしたが、水木先生の場合、主人公の三平が死んでもその後6年に渡る物語が淡々と続き、まさにノールール。小学生のときにこういう価値観にさらされ、その後はとくに大きな影響を受けずに今に至っているような気がします。
そんなわけで、異世界にひかれる傾向は高まっていきます。兄の書棚から読んだ「墓場の鬼太郎」はおそろしすぎましたが、「河童の三平」はほどよく気が抜けた、けれどもクールなまでのナンセンスが貫かれた作品だと思っています。とくに死神とタヌキはその象徴で、水木先生の無常観、諦観を体現しています。主人公である三平が話の途中で死んでしまうのも驚きました。永井豪の「デビルマン」でもラストに主人公が死に、悪が栄えるという衝撃的な展開でしたが、水木先生の場合、主人公の三平が死んでもその後6年に渡る物語が淡々と続き、まさにノールール。小学生のときにこういう価値観にさらされ、その後はとくに大きな影響を受けずに今に至っているような気がします。
太田祐子/編集長 クウネル
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/03/08
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】