- 地図男
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- 価格
- 514円(本体467円+税)
- 発行年月
- 2011年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784840138260
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4)
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sige
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“へそまんじゅう”を食べに行きたい
3つの物語のうち最後のムサシとアキルの恋物語はちょっと強烈で面白い。“梅郷(バイゴウ)”にある“眈黙庵”という和菓子屋の“へそまんじゅう”というのが出てくる。自称地図男は早速調べる。すると青梅線の青梅駅の2つ先“日向和田”駅近く、梅郷四丁目交差点そばに実際にこの甘味処がある。“へそまんじゅう”は名前の通りの饅頭。甘そう。
テンポのよい文章、独特の文体なのだが、あるブログでは「古川日出男という、既存の、それもかなり個性的といえる作家の二番煎じに過ぎない。」と手厳しい評価がされている。
先日、その古川日出男の「LOVE」を読んだ。確かに似ている。東京の地図を題材にしたところもよく似ている。が、これはこれで面白い作品だと思う。夏目漱石の作品に感化された小説家はどうしても文体が夏目漱石に似てくるはず。それと同じだと思う。
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でこ
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作中作をお楽しみください。
「地図男」という大枠の作品ではなく、主人公である地図男が産み出す作中作の面白さに驚き、ときどきほろり。下手な種明かしや強引なまとめ感がなくて読後感も爽やか。地図男に会いたいなあ、わたしも。
[BOOKデータベースより]
仕事中の“俺”は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。物語に没入した“俺”は、次第にそこに秘められた謎の真相に迫っていく―。第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作待望の文庫化!文庫版特別付録「『地図男』の地図帖」も収録。