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- 放浪記
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- 価格
- 565円(本体514円+税)
- 発行年月
- 2011年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784758435277
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
辛い時や落ち込んだ時などに読むと勇気づけられる本。林芙美子の生き方は凄まじく、「こんな事で悩む自分はまだまだ甘い」と思わされる。当時の風俗や貨幣価値等がわかるのも面白い。(kaeru/女性/40代)
[BOOKデータベースより]
尾道から上京した若き日の林芙美子は、住まいと男を転々としながら、どうしても貧困から抜け出せずにいた。何とかして金がほしい、お腹がすいた、何か面白い仕事が転がってやしないかな。いい詩が書きたい、棄てた男が恋しい、母も恋しい、いっそ身売りしてしまおうか…。明るく、凛とした強さで、逆境とまっすぐに向き合って生きた芙美子が、自身の思いの丈を軽妙に綴った、等身大の日記。
放浪記以前―序にかえて
淫売婦と飯屋
裸になって
目標を消す
百面相
赤いスリッパ
粗忽者の涙
雷雨
秋が来たんだ
濁り酒
一人旅
古創(ふるきず)
女の吸殻
秋の唇
下谷の家