- 漂流 改版
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2008年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101117089
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 主人公の創意工夫する力、生命力に驚嘆しました。著者の史実に迫る力量も凄い!
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HonyaClub.comアンケート
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
江戸後期、土佐から漂流し伊豆諸島の鳥島へ漂着した船乗りの物語。「サバイバル」物ではあるが、生きるための強い意志と知恵が実録ゆえに非常に説得力を感じる。(nonta/男性/60代以上)
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HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
正直、専門のサバイバル書籍を読んでも(意味はありましょうが)それを実践できるとは限らず、それならば『漂流』の主人公達の「生きようとする強い意志」で自らを励まそうと考えたからこの本を選んだ。(黒兎/男性/20代)
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Sandy
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見事なイマジネーション
江戸時代の航海は風と潮の流れをどう読むかにかかっていたようです。安全な航海のためには、経験を積んだ水夫が陸地の特徴、たとえば岬や山の形を覚えていて風を読んで沿岸伝いに航海していくような。大型の船は別として羅針盤などの科学技術を持たない漁船にとって、太平洋の黒潮はさぞ恐ろしいものであったことでしょう。筆者は遭難生還者がいたという事実からイマジネーションを膨らませ見事に漂流物語を完成させました。あほうどりを食べ続けると人間はどうなるか、偏食による影響などリアリティがあって楽しめました。
[BOOKデータベースより]
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。