- 東京の昔
-
- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 2011年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480093479
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- そこに工場があるかぎり
-
価格:616円(本体560円+税)
【2025年05月発売】
- 百一歳。終着駅のその先へ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年03月発売】
- 遠慮深いうたた寝
-
価格:891円(本体810円+税)
【2025年02月発売】
[BOOKデータベースより]
幾千年かの歴史の中で、人間というものはどれだけ進歩し、どれだけ洗練することができたのだろうか。下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さん。いずれも味のある登場人物を相手に、おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前の、ほんのわずかなひととき。数寄屋橋が本当に橋で、その下を掘割の水が流れていた頃の、慎ましやかで暮らしやすい東京を舞台に、人間と人間の社会を論じた、吉田健一最晩年の珠玉の一篇。