- 中国五代国家論
-
- 価格
- 7,150円(本体6,500円+税)
- 発行年月
- 2010年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784784215454
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 一冊でわかるエジプト史
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2023年11月発売】
- 成句・故事成語ではじめる中国史
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2024年05月発売】
- インド社会と新仏教
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【1979年07月発売】
[BOOKデータベースより]
五代政治史研究の成果と課題
[日販商品データベースより]第1部 天下のうち篇(五代の「中国」と平王;五代「中国」の道制―後唐朝を中心に;呉越国王と「真王」概念―五代天下の形成、其の一;五代における「中国」と諸国の関係―五代天下の形成、其の二)
第2部 天下のそと篇(九世紀における東アジア海域と海商―徐公直と徐公祐;唐末杭州における都市勢力の形成と地域編成;未完の海上国家―呉越国の試み;港湾都市、杭州―五代における都市、地域、海域)
五代天下のうちとそとの形成
中国史において五代十国時代は、一般に分裂・混乱期とされてきた。しかし本当に単なる無秩序・不条理の時代であったのか。各国間の均衡を保つ、何らかの秩序が存在していたとは考えられないか。
本書は、当該期に働く国際的な秩序構造に目をむける。第一部「天下のうち」篇では「平王」などの爵位や藩鎮制、国書の検討から「中国」―諸国間の支配関係を考察し、第二部「天下のそと」篇では中国の権力構造に含み込まれつつも、海上に新たな国際秩序をつくろうとした呉越国に焦点をあてて論じる。
既成の史観をはなれ、五代十国時代における「国家」の構造を明らかにする意欲作。