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- アメリカン・デモクラシーの逆説
-
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2010年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004312772
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[BOOKデータベースより]
恐怖でがんじがらめの自由、負の連鎖にからめとられる公正、他人の心身までも規定してゆく多様性、空洞化してゆく民主主義…。建国の理念を生き抜こうとするアメリカ社会の足下で、さまざまな皮肉な“転倒状況”が起きている。この希有な社会で丹念にフィールドワークを重ねてきた著者が、その実像と向かう先を余すところなく検分する。
第1章 アメリカン・デモクラシーの光と影(「回帰」という「変革」;もう一つの「回帰」;オバマイズム;ニューオリンズ再訪;逆説的な現実)
[日販商品データベースより]第2章 政治不信の根源(イラク開戦決議の日に;法人化される民主主義;溶解する二大政党;ゲーム化する選挙戦;包摂されるジャーナリズム)
第3章 セキュリティへのパラノイア(ゲーテッド・コミュニティ;メガチャーチ;第三世界化するアメリカ;カラーラインの政治学;恐怖の文化;オーディット文化;孤独な個人主義)
第4章 多様性の行き着く先(多様性の源泉;保守反動;左右の原理主義とその陥穽;多様性と市場主義)
第5章 アメリカニズム再考(強烈な自意識;帝国論;アメリカの省察;アメリカへの眼差し;もう一つの逆説)
恐怖でがんじがらめの自由、負の連鎖に絡めとられる公正…。建国の理念を生き抜こうとするアメリカ社会の足下で、様々な皮肉な「転倒状況」が起きている。その実像と向かう先を丹念なフィールドワークから検分する。