- マクベス 改版
-
新潮文庫 シー1ー7
Macbeth.- 価格
- 440円(本体400円+税)
- 発行年月
- 2010年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784102020074
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シェイクスピアもすごいが、その源泉のギリシア戯曲がすごすぎる
ウィリアム・シェイクスピアの手になる世界的な戯曲。
一読して思ったことを二つほど列挙します。
@原著を読んでみたい
新潮文庫版は福田恆存による訳本で、文体のリズムといい言葉遣いといい満足できたが、なおのこと原著ではどのようなリズムで書かれているのかが気になった。「マクベス」の成立は1600年代初頭だが、そのころの英語は今の英語とほとんど変わらないのだろうか?ウィキペディアによると1500年代以降は近代英語らしいが・・・。
A古代ギリシャの戯曲作者恐るべし
解題などを読んで「マクベス」に秘められたテーマの深遠さと、それを凝縮したシェイクスピアの天才ぶりは少しだけ垣間見られたが、それと同時に、紀元前500年代に2000年後の「マクベス」同じく人間に対する深い洞察に裏打ちされたギリシア悲劇が生まれていたことに大きな衝撃を受ける。
ギリシアでは”神に対しての人間”というテーマがあり、後年の”人間による人間性を浮き彫りにする”というテーマとはベクトルが違うので一概に比較は出来ないが、双方の物語としての観劇者(読者)へのインパクトの大きさは相対さあるものでは無いように思われる。