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[BOOKデータベースより]
序 法文化と法文化学の概念をめぐって
[日販商品データベースより]1 戦後日本の「法文化の探求」―法文化をめぐる主要学説(文化の探求―恒藤・法哲学と法文化;法哲学・法理学から法文化論へ―矢崎・法哲学と法文化;法社会学・法人類学と法文化(1)―千葉・法文化論と法哲学・法思想;法社会学・法人類学と法文化(2)―アイデンティティ法原理・再考;法社会学・法人類学・開発法学と法文化―千葉・法文化論と安田・アジア法の認識枠組;開発法学と法哲学・法文化学との交錯―アジアの多元的体制と法文化)
2 「宗教と法」をめぐる“法文化の探求”―天皇制・市民宗教・オウム真理教(「宗教と法」問題へのアプローチ―方法論上の若干の問題の検討;信仰と法学と法文化学―ホセ・ヨンパルトの信仰と学問の世界;宗教が有する公共性(1)―アメリカ市民宗教と神権天皇制;宗教が有する公共性(2)―オウム真理教への公の対応;「宗教と法」をめぐる「ふるい問題」・「あたらしい問題」―天皇制とオウム真理教・再説;神権天皇制と象徴天皇制における“制度の断絶性・意識の連続性”―法哲学、法文化学の視点から)
まず「序」で法文化と法文化学の概念や方法を総論的に検討した上で、第1部で、戦後日本の法文化の探求をリードした代表的学者たる恒藤、矢崎、千葉、安田の法文化の学説を批判的に検討。ついで第2部では、法文化を根底的に規定する最も重要な要因の一つたる宗教を巡る日本の法文化を、欧米との比較を交えつつ検討する。