[BOOKデータベースより]
サダコちゃんの小さな赤い折り鶴が、兄さんに抱かれて海をわたりました。原子爆弾のせいで血液のガンになったサダコちゃんが、「鶴を千羽折ると願い事がかなう」と信じて、折ったものです。鶴はいま、ニューヨークのツインタワービルでなくなった人たちのためにつくられた場所に展示されています。
[日販商品データベースより]「原爆の子の像」モデル佐々木禎子さんが折り鶴に込めた祈りは、半世紀を経て、ニューヨーク同時多発テロの犠牲者にとどいた。サダコの短くも懸命に生きた生涯と、その後の思いがけない広がりを描く。
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実話に基づいた絵本です。
広島の原爆とニューヨークのビルにジェット機が突っ込んだ同時多発テロ事件を結び付け、それぞれにテレビ画面に生々しい映像が悪夢ではなく現実であることを、このお話の折り鶴が伝えてくれます。
全く時代も場所も異にする出来ごとを結びつけたのは、事故後のツインタワー跡地(グランド・ゼロ)にささげられた折り鶴。
折り鶴には「祈り」があるのです。
お話は折り鶴をアメリカに贈った佐々木雅弘さんの話ですが、贈られたのは佐々木さんの妹の佐々木禎子さんが折った鶴。
原爆症で白血病を発症、若くして命を落とした禎子さんの祈りとして折り続けられ、保管されていた鶴なのです。
そして、佐々木禎子さんは原爆の子の像のモデルになった女の子なのです。
このエピソードを通じて、平和の大切さ、原爆の重さは決して過去形ではないこと、多くの思いがこの絵本に込められました。
お話は哀しすぎるので実際に絵本に込められた「祈り」を実感して下さい。
この絵本には「INORI」という歌の歌詞、譜面が収録されています。
石倉さんの作品は多岐にわたり、画法でもマルチ的な活躍をされているのですが、この絵本は石倉さんの創作精神の根幹に通じるものだと思います。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子13歳)
【情報提供・絵本ナビ】