正倉院宝物の世界

日本史リブレット　７４

山川出版社（千代田区）
杉本一樹　

• 価格: 880円（本体800円＋税）
• 発行年月: 2010年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784634546868

内容情報

[BOOKデータベースより]

正倉院に伝来した数多くの宝物と、それを生み出し、また保存してきた人びとの営み、そのあとに残された大量の文字による記録は、総体としてまさに奈良時代に始まる歴史そのものの生きた姿だ。著者が学んできた日本古代史という分野を、あらためて自身の立脚点と位置づけたうえで、「正倉院宝物の世界」の奥行きと広がりについて知ることの有用性を説く。

正倉院宝物―奥行きと広がり
１　「もの」と技法の世界（概観のための視座；「もの」の集合―在庫品カタログ；出土品と伝世品；技法別の整理；「もの」と文字）
２　どんな役に立つのか（「文字の宝庫」としての正倉院；正倉院の文字資料；大宝律令と官僚制―官位令と職員令；国家祭祀と国家仏教の展開―神祇令・僧尼令　ほか）

[日販商品データベースより]

正倉院に伝来した数多くの宝物と、それを生み出し保存してきた人々の営み、残された大量の記録は、奈良時代に始まる歴史の生きた姿。本書では「正倉院宝物の世界」の奥行きと広がりについて知ることの有用性を説く。