ＫＡＴＡＮＡ

角川書店 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
服部真澄　

• 価格: 2,090円（本体1,900円＋税）
• 発行年月: 2010年06月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784048740500

内容情報

[BOOKデータベースより]

２０ＸＸ年、アメリカ。各国の戦地で軍務を担う「民間軍事コングロマリット」は、紛争終了後も復興ビジネスを牛耳ることで莫大な利益を上げていた。兵藤理人はそんな企業のＣＥＯ。だが裏では米情報機関にフリーランサーとして雇われている。ある日、兵藤は元同僚を通じて、情報機関から銃マーケットの怪しい動きについて調査を命じられる。同じ頃、日本のテレビ局ＪＨＫの在米リサーチャー黒崎ケイは、軍事ビジネスの裏側を探る番組を企画し、兵藤へ取材を申し込んでいた。アメリカ南東部の山間に住む退役軍人ヴィンスは静かな生活を送りながらも、かつて参加した戦闘の後遺症に悩まされていた。会ったことは思い出せないが、顔立ちが鮮明に浮かぶ謎の人物…一体、誰なのか？―戦争の、そして人類の未来を一変させるような何かが、今、静かに動き始めた。

[日販商品データベースより]

古今東西、最新科学技術の成果は、真っ先に戦場にもたらされる。そして今またひとつ、新たな兵器が開発されようとしていた。利権、信念、妄執…。それぞれの思惑が蠢く、人間たちの運命のドラマ。