[BOOKデータベースより]
ほんとうに地球はまるい?…さんかく?しかく?世界に伝わる地球の歴史と地理を探ろう。伝説に出てくる地球のすがたや、科学者が調べて描いた地球のかたち、それらの混ざったものなど、いろいろな地球のイメージが出てきます。ボローニャ国際児童図書賞受賞のしかけ絵本。
第1章 島みたいな地球(あぶなっかしくバランスをとっているのだ;大地の下には、べつの世界があるの?;地球の下にあるもの)
第2章 多角形の地球(四角い地球;正方形の地球;多角形の地球;三角形の地球)
円形の地球(盾のようなかたち;円形の地球;だ円形の地球;円形で、山がある;円形で、ふくらんでいる地球)
第4章 球のかたちをした地球(完全な球形;小さな地球;洋梨のような地球;地球の中は…;まんまるじゃないよ!;地球のかたちについて論争が起きた!;地球の中が空洞だって?)
第5章 現在の地球(想像上の実験;地球の中への旅)
年表―地球の歩み
伝説に出てくる地球の姿や、科学者が調べて描いた地球のかたち、それらの混ざったものなど、色々な地球のイメージを紹介。地球の歴史と地理を探るしかけ絵本。ボローニャ国際児童図書賞作。
重厚な装丁と題名から難しく感じるかもしれませんが、
要は、古今東西、人々がイメージした地球の形を仕掛けも交えて解説してある絵本作品です。
内容的には、高校地理に相当すると思いますが、
単純に、こんな風に地球をとらえていたんだ!と視覚的に楽しむなら、
小学生くらいからでも大丈夫でしょう。
大人でも、地動説、天動説くらいの知識はあるでしょうが、
巨大な魚の上に大きな卵、その上に巨大な水牛、その角の上に大地がある、
なんてイメージ、嘘のような本当の話でびっくりです。
その不安定さゆえに地震が起こる、というのも、妙に説得力がありますね。
それにしても、大地を支えているのが、ヘビやゾウなどというのがすごいです。
中には、箱に入っている、だったり、裏返したお椀のような形、という表現も。
地球の形、となると、地球物理学的なアプローチも可能ですが、
あくまでも、「哲学する」ですので、理系が苦手な人でも大丈夫だと思います。(レイラさん 40代・兵庫県 男の子17歳、男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】