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[BOOKデータベースより]
他国の文化・規範に接しそれを内面化しうる「国際理解能力」と、自国の伝統的規範を尊重しそれに立脚した「日本人性の確立」―この二つの目標の間に当然生じうる葛藤・衝突を無視した現在の一般的風潮の下では、多文化共生も異文化理解も、実効を欠いた理念的・規範的言説にとどまるだろう。諸文化間に侵し難い本質的差異を想定し、結局日本人性固守に帰着する「文化本質主義」を超えて、新たな異文化間架橋の途を具体的に追求した力作。
第1部 多文化主義の葛藤(多文化主義とその課題;多文化主義へのまなざし―オーストラリア多文化主義とその歩み;多文化主義のリアリティ―多文化教育の行方)
第2部 異文化理解の陥穽(英語教育にみられる文化の捉え方;日本人論の問題;異文化理解と文化本質主義)
第3部 本質主義からの解放(「文化本質主義」脱却への模索―職場での試み;「異文化間教育」の捉え直し―学会における試み;文化の捉え方をめぐって―活路はあるのか?)