- 梁塵秘抄口伝集
-
- 価格
- 1,375円(本体1,250円+税)
- 発行年月
- 2010年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062919968
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[BOOKデータベースより]
平安末期に大流行した「今様」を集大成し、歌詞集十巻・口伝集十巻、現存すれば五千余首を数え『万葉集』にも匹敵したとされる大歌謡集「梁塵秘抄」。このうち、後白河院が生涯を通しての今様習練、今様の歴史、傀儡女たちとの交流、編纂の意図等を綴った『梁塵秘抄口伝集』こそが主流であった。全訳、懇切な注釈に加え、今様の基礎知識も詳しく解説。
梁塵秘抄口伝集 巻第一(歌の起源)
[日販商品データベースより]梁塵秘抄口伝集 巻第十(梁塵秘抄口伝集九巻撰述のこと;今様の春秋;さしたる師なかりしかど;乙前との邂逅;乙前の今様語り;乙前の死;伝えるべき流れ;後白河院の今様示現譚;今様による示現―劫の致すところ;今様の徳;今様往生論;結び・奥書―声わざの悲しき;追記―道成るか;識語)
解説 後白河院と今様
平安末期に大流行した「今様」を集大成し、歌詞集十巻・口伝集十巻、現存すれば五千余首を数え『万葉集』にも匹敵したとされる大歌謡集「梁塵秘抄」。このうち、後白河院が生涯を通しての今様習練、今様の歴史、傀儡女たちとの交流、編纂の意図等を綴った『梁塵秘抄口伝集』こそが主流であった。全訳、懇切な注釈に加え、今様の基礎知識も詳しく解説。
「亡からむあとに人見よ」後白河院畢生の今様語り
平安末期に流行した歌謡の由来と正統の伝え、今様に懸けた人生
平安末期に大流行した「今様」を集大成し、歌詞集十巻・口伝集十巻、現存すれば五千余首を数え『万葉集』にも匹敵したとされる大歌謡集「梁塵秘抄」。このうち、後白河院が生涯を通しての今様習練、今様の歴史、傀儡女たちとの交流、編纂の意図等を綴った『梁塵秘抄口伝集』こそが主流であった。全訳、懇切な注釈に加え、今様の基礎知識も詳しく解説。
「声わざの悲しきことは、我が身崩(かく)れぬるのち、とどまることの無きなり。その故に、亡からむあとに人見よとて、いまだ世に無き今様の口伝を作りおくところなり」今様をきわめたがゆえに気づかざるを得なかった歌謡の本質は、「声わざ」にこそあった。歌えば消えてゆくはかないところに命を紡いでいるという、口承文芸の命のありどころに、院はあらためて思い至っている。ここに満ち満ちているのは、後白河院個人の、「愛執」とも呼ぶべき今様への真摯な想いである。――<本書より>