ショーペンハウアー哲学の再構築 新装版

『充足根拠律の四方向に分岐した根について』（第一版）訳解
叢書・ウニベルシタス　９３７

法政大学出版局
アルトゥル・ショーペンハウアー　鎌田康男　齋藤智志　高橋陽一郎　臼木悦生　

• 価格: 3,850円（本体3,500円＋税）
• 発行年月: 2010年05月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784588009372

内容情報

[BOOKデータベースより]

学位論文『充足根拠律の四方向に分岐した根について』第一版テクストの翻訳ならびにその綿密な読解を通して、従来のショーペンハウアー理解像の一新を図り、カントの問題意識を引き継いだ超越論哲学者としての姿を呈示する。２０００年の初版刊行以来、研究上の基本文献を改訂復刊、叢書・ウニベルシタスに新装版で登場。

第１部　ショーペンハウアー『充足根拠律の四方向に分岐した根について』第一版（序論（システムとしての学問と根拠律）；充足根拠律についてこれまで説かれたもののうちでもっとも主要なものについての概観；従来の叙述の不十分さと新しい叙述の構想；“主観に対する客観”の第一類とそれを支配している充足根拠律の形態について　ほか）
第２部　ショーペンハウアー哲学の再構築（ミレニアムのショーペンハウアー；ショーペンハウアー表象論の再構築；ショーペンハウアー意志論の再構築）

[日販商品データベースより]

重要な学位論文の翻訳とその綿密な読解を通して、従来のショーペンハウアー理解像の一新を図り、カントの問題意識を引き継いだ超越論哲学者としての姿を呈示する。ショーペンハウアー没後１５０年記念新装復刊。