- 陵墓と文化財の近代
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- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2010年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784634547094
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[BOOKデータベースより]
万世一系の「十九世紀の陵墓体系」は、記紀批判のない文献考証と、現地で「口碑」や伝説を収集する「十九世紀の学知」によって決められた。大正期以降にあらわれ、敗戦から今日まで公認となる津田左右吉の古代史・神話研究、浜田耕作などの考古学といった「二十世紀の学知」と齟齬を生じるにもかかわらず、「十九世紀の陵墓体系」は「凍結」された。本書では、ひとり陵墓の問題のみならず、広く文化財をめぐる歴史認識としてとらえた。
1 世界遺産と「19世紀の陵墓体系」(2008年神功皇后陵への立入り;世界遺産と陵墓 ほか)
[日販商品データベースより]2 陵墓がつくられる(近世の修陵;明治維新と陵墓 ほか)
3 陵墓と人びとの関わり(近世の神功皇后信仰;伝説と陵墓 ほか)
4 近代の学知と陵墓治定(西都原古墳の発掘;幻の『大阪府庁文書』 ほか)
21世紀の陵墓問題
皇室財産に乏しかった皇室への「秘匿された財」の収集過程、来世観の希薄な非宗教の国家神道の問題から説き起こし、近代日本の陵墓と文化財の特質を考察。陵墓の問題のみならず、文化財を巡る広い視野から考える。