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普通の人
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“旅”を問う旅行記
24の文章が掲載されているが、強く感銘を受けたのは、最後の「マオリの島の片隅で」。
旅と日常、旅とは何か、日常をどう描くのか、そういったことに対する問いかけと著者自身の考えがストレートに描かれている。例えば「「住んだ」というためにはやはり最低でも半年、その土地の年間最高気温と最低気温を経験するくらいの長さの滞在が必要」といった部分。また、「発見」と「事件」が溢れるような「生活記」への疑問、そして自身が選んだ旅先について、なぜそこを選んだのかという説明がきちんと書かれている。
面白おかしい事件と偶然の出会いやアクシデントで味付けされただけの「旅行記」ではなく、その地の人々や日常生活とかかわりながら、その中に潜む非日常性を描き、その土地と深く交感した「旅行記」である。
[BOOKデータベースより]
水半球に横たわる「見えない大陸」(ル・クレジオ)、ポリネシア。フィジー、トンガ、クック諸島、タヒチ、そしてラパ・ヌイ(イースター島)へ。アオテアロア=ニュージーランドを拠点に、太平洋の大三角形の頂点を踏みしめ、旅について、旅の記述について、行くことと留まることについて、こぼれ落ちる時間のなかから思考をすくいあげる生のクロニクル。
フィジーの夕方
[日販商品データベースより]湖とハリケーン
ヌクアロファ
最後の木の島
オタゴ半島への旅
タンガタ・フェヌア(土地の人々)
青森ノート
見えないけれどそこにいる、かれら
「世界写真」について
ほら、まるで生きているみたいに死んでいる〔ほか〕
水半球に横たわる「見えない大陸」(ル・クレジオ)、ポリネシア。アオテアロア=ニュージーランドを拠点に、太平洋の大三角形の頂点を踏みしめ、行くことと留まることについて思考をすくいあげる生のクロニクル。〈受賞情報〉読売文学賞随筆・紀行賞(第62回)