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「清張」を乗る

昭和30年代の鉄道シーンを探して
交通新聞社新書 011

交通新聞社
岡村直樹 

価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2009年12月
判型
新書
ISBN
9784330111094

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内容情報
[BOOKデータベースより]

日本における社会派推理小説の先駆けとなったベストセラー『点と線』が発表されたのが昭和32年から33年にかけて。その昭和33年は、現在の天皇・皇后両陛下のご婚約が発表されるなど、昭和史にとってエポックメーキングな年であった。また、高度経済成長のさまざまな明暗が現れはじめた年でもあった。本書は、当時の世相を反映した松本清張作品から、鉄道シーンを一挙に再読する試み。

第1章 小説に探る鉄道風俗(点と線―座右の書が時刻表;ゼロの焦点―夜汽車の人生模様;張込み―廃線跡、夢紀行;けものみち―食堂車は旅のスパイス;黄色い風土―新婚列車は行く;死の発送―旅情さそう列車名)
第2章 鉄路の果てに人生の岐路(眼の壁―山岳列車にひそむ殺意(大糸線);黒い樹海―鉄道事故が分けた明暗(身延線);砂の器―ひなびたローカル線の味わい(木次線);屈折回路―石炭産業の盛衰映して(大夕張鉄道);山峡の章―情死者の最後の贅沢(仙山線))
第3章 東京の郊外電車、西へ(不安な演奏―東京五輪で町並みが一変(京王線);蒼い描点―西進する山の手(小田急線);父系の指―鉄道に乗らない富裕層(東急線);青のある断層―いざ帰りなん、故郷へ(中央線))

[日販商品データベースより]

日本における社会派推理小説の先駆けとなった「点と線」が発表されたのは、高度経済成長の様々な明暗が現れ始めた頃でもあった。当時の世相を反映した松本清張作品の鉄道シーンを通して、当時の鉄道を振り返る。

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