- 天孫降臨の夢
-
藤原不比等のプロジェクト
NHKブックス 1146
- 価格
- 1,276円(本体1,160円+税)
- 発行年月
- 2009年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140911464
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[BOOKデータベースより]
隋唐帝国の出現により中国は巨大な龍となった。おびえる朝鮮諸国と日本。百済・高句麗が滅び、白村江で敗北した日本の運命は…藤原不比等は新しい王権を夢見る。その王権は草壁・軽・首の三人の皇子に託される。日本書紀の中に隠された不比等の政治哲学。天皇は天孫降臨神話で「神」になり、聖徳太子で「聖」になる。その「神聖」なる天皇を藤原一族が呑み込む。藤原不比等の企み、その呪縛は今もなお続く。
第1部 『日本書紀』の構想(“聖徳太子”の誕生;『日本書紀』の虚構;実在した蘇我王朝;王権の諸問題)
[日販商品データベースより]第2部 天孫降臨の夢(“天皇制”成立への道;藤原不比等のプロジェクト;天孫降臨神話の成立)
天皇制をめぐって
もはや定説となった「聖徳太子非実在論」。聖徳太子が消えると、歴史はどう書き換えられるのか。聖徳太子論をリードする著者が、不比等が創り出した「日本書紀」の天孫降臨神話の深層に迫り、大胆に歴史を描き直す。