- ふくろうくん
-
こどもの本
Owl at home.- 価格
- 1,045円(本体950円+税)
- 発行年月
- 1976年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784579402557
[日販商品データベースより]
おひとよしで、ちょっぴりまがぬけていて、善意あふれるふくろうくんの物語。見事な絵と語り口の、いぶし銀のような絵本です。読みきかせに最適。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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rk
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ひととき子どものころに戻れます
すばらしい翻訳。英語の原文も読みましたが、翻訳のほうに感動しました。ひとりで寂しいようでありながら、ゆたかに暮らすふくろうくん。お月さまに見守られながら、眠りにつきたいものです。
ひとりで暮らすふくろうくん。お人好しで心優しく、けれど一度考え出すと止まらない性格のせいで、何だか毎日が忙しそう……? そんなふくろうくんの個性あふれる日常のお話5つ。●「おきゃくさま」暖炉のそばにすわるふくろうくん。晩ごはんのバタつきパンと熱いスープを食べていると、玄関でどんどんと音がする。何度ドアを開けても誰もいません。「ははあ、かわいそうな冬がぼくんちの玄関をたたいてたんだな」 そう思ったふくろうくんは、ドアを大きく開けて冬を家の中に招き入れます。そのとたん、家じゅうが大変なことに!?●「こんもり おやま」ベッドに入っていると、ふくろうくんは毛布の下に二つこんもりとしたおやまを見つけます。「おや、これはなんだろう」一度気になりだしたらとまらない、ふくろうくん。毛布をのぞいてみたり、めくってみたり……。●「なみだの おちゃ」今晩は涙でお茶を入れようと思いついたふくろうくん。悲しかったことを考えはじめます。足の折れてしまったいす、うたえなくなった歌、読めなくなってしまった本……あとからあとから涙がこぼれて湯わかしに落ちていきます。●「うえと した」ふくろうくんの家には1階と2階があります。彼が2階のベッドの部屋にいる時は、1階にはいません。1階の茶の間にいる時は、2階にはいません。その時、2階はどうなっているのでしょう。いっぺんに2階と1階にいられるやり方があるはずです。そこで……。●「おつきさま」海辺で波を見ていたふくろうくん。するとお月さまが海の向こうから顔を出しました。やがて夜空へのぼっていったお月さまを見ながら、ふくろうくんは「ぼくたちお友だちにならなくちゃ」と言います。けれど、今日は帰らなくちゃいけません。するとお月さまは……。ふくろうくんが、ふくろうくんだからこそ起こる、エピソード。思いもつかない発想ばかり。滑稽に見えるでしょうか、それとも共感してしまうでしょうか。どちらにしても、こんな毎日を過ごしていたら、退屈なんてことはありませんよね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
味のある絵本です。
ひとりで暮らしているふくろうくんの日常のおかしなお話。ふくろうくんはちょっと間抜けというか・・・突っ込みどころ満載で、まるで一人コントをみているようです。娘は「なみだのおちゃ」に突っ込みまくり。でもなんだかしみじみするというか、哀愁ただようというか・・・。ふくろうくんって愛すべきキャラクターなんです。大好きになりました。
アーノルド・ローベルといえば「がまくんとかえるくん」ですが(?)、こちらもとってもおすすめです。地味だけど、最高です。(じっこさん 30代・東京都 女の子5歳、男の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】