- わしの眼は十年先が見える 改版
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大原孫三郎の生涯
新潮文庫 しー7ー25
- 価格
- 781円(本体710円+税)
- 発行年月
- 2009年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101133256
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【1992年06月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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井沢ファン
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倉敷の近代史を知る
倉敷の経済・文化振興に貢献した大原孫三郎。今のクラレ。それ以外に中国電力や中国銀行の創立者だったことも初めて知り、倉敷だけではなく岡山経済にも多大なる貢献をした人物であることもわかった。素封家に生まれ何一つ不自由なく育った人だが、得てしてこういった人はぼんくらボンボンの二世で終わるケースも多いものの、この人は旧体質を是とせず構造改革し時代の流れにもうまく対処したという凄腕企業家になっている。この人の場合、人との出会いで大きな影響を受け、それを原動力にして企業経営を成長・発展させたというケースだろう。今回、この本を読み倉敷・岡山に行ってみようと思ったが、酷暑で行き先が制約されているというこちらの事情もあって、少しは涼しいだろうということで鳥取に行くことになった。またの機会に行ってみたいと思う。
[BOOKデータベースより]
下駄と靴と片足ずつ覆いて―その男は二筋の道を同時に歩んだ。地方の一紡績会社を有数の大企業に伸長させた経営者の道と、社会から得た財はすべて社会に返す、という信念の道。あの治安維持法の時世に社会思想の研究機関を設立、倉敷に東洋一を目指す総合病院、世界に誇る美の殿堂を建て…。ひるむことを知らず夢を見続けた男の、人間形成の跡を辿り反抗の生涯を描き出す雄編。
1 やる可し、大いにやる可し
2 「友達」の顔
3 大集会の大男
4 不学の大学者
5 済人道楽
6 一本の電話
7 人生最後のおねだり
8 「エヲカッテヨシカネオクル」
9 大不況の中で
10 勲三等の旅
11 一人息子への手紙
12 いちばんの傑作