- 月下の恋人
-
- 価格
- 607円（本体552円＋税）
- 発行年月
- 2009年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784334746421
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
ユーザーレビュー （2件、平均スコア：4.5）
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
-
「怖い本」レビューコメント
奇妙な短編です。会社内での出来事ですが、何故その女性と結婚していけないかが最後まで謎です。読後に頭を悩ます小説です。でも何か恐ろしいことがあるのか。主人公のつもりになって、読んでみてください。短編の名手・浅田次郎ならではの秀逸な一編です。J-WAVE「浅田次郎ライブラリー」でも朗読されました。ご賞味あれ。(ジュンクラシック／男性／５０代)
-
sige
-
これもほっかりする短編
なんとなく不思議な事柄や、過去の出来事を、そのまま描き、登場人物と同じように読者も考え、想像させる。結末は描かず、言葉や心理描写だけで結末を予測させる。したがって、読後に余韻のような形でほっかりする。そういったいつもの浅田次郎の短編だ。
劇的な出来事などは無く、結構普通な流れのものが多いような感じがする。そうしてみば、短編では、殺人とか強烈な暴力といったものが無い。ゆったりと、ほんわりとした気分になるようなものがほとんどだ。
のマークが目印です。
[BOOKデータベースより]
恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風蕭蕭」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」…。珠玉の十一篇を収録。