- 一九八四年 新訳版
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ハヤカワepi文庫 epi 53
Nineteen eightyーfour.- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2009年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784151200533
[BOOKデータベースより]
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。
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ユーザーレビュー (8件、平均スコア:4.9)
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「今日は、本を読もう。」プロジェクト
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『今日、読みたくなる本』フェアコメント -今なら、あの頃と違う風景が見える。
SF小説だが、どこか現実味がある不気味な小説。
近い未来、本当にこういった国家が誕生してもおかしくないぞ、という世界への警鐘を鳴らしているような一冊。
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
1940年代に書かれたSF小説。カメラや盗聴システムなど監視社会で、思想警察が力を持つ「特権権力者による強権社会、統制管理国家」を描いた作品。人間性とは何かを意識してしまう重い印象をもった。(ニヒラー/男性/50代)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめSF作品」レビューコメント
随分昔に現代を予言していたかのような小説(にゃにゃぴー/女性/50代)
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HonyaClub.comアンケート
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「怖い本」レビューコメント
一番怖いのは人間だということに嫌というほど気付かされます。(マルチェロ/男性/30代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 ジョージ・オーウェルの超有名ディストピア小説。1984年、私が大学1年生当時に社会学のテストで『1984年』か『動物農場』を読んで感想をレポートをせよ、というのがありました。私は迷わずページ数の少ない後者を選択したのですが、その後ずいぶん経ってから読んだ『1984年』の凄まじさに、あのとき選んで読んでいればよかったと思ったほどです。米ソ冷戦時代、共産主義国家の監視社会を鋭く風刺した近未来小説ですが、現代にも通じる部分は多分にありますし、なにより、新語法、二重思考などの造語を生んだオーウェルの創
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
ここ数年で読んだ中での傑作。始めは読むのに苦労したのですが、途中からの怒涛の感じがすごい。文字通り、寝る間も惜しんで読みました。恍惚。
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Sandy
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暗い近未来SFの傑作
この作品が書かれたのが1948年、冷戦はすでに始まっていた。著者はイギリス人で共産主義国家の内情を想像力で構築。舞台は近未来で世界は、オセアニア、ユーラシア、イーステシアの3つの国家に分かれて戦争を繰り返しており、オセアニアの秘密警察はスクリーンを通じて国民を絶えず監視していた。そこでは恋愛は禁止されていた。主人公は国家情報部に所属し国家の命令により新聞記事のねつ造を職業としている男性。ある女性と知り合い、2人は国家への秘かな反抗を始めたが・・・。1984年にイギリスで映画化。ジョン・ハートが主人公を好演していた。映画の結末は原作と違う解釈もできる。名作だが残念ながらDVD化されていない。現実にこの作品と似たような国家が存在すると考えると恐ろしい。
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猫町
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全体主義
村上春樹の1Q84がブレイクしたことにより、
再度脚光を浴びることになったJ・オーウェルの「1984年」。
大学時代、政治学科だったのでゼミで扱った記憶がある。
たしか、Jオーウェル自身は社会主義者だった。
東西冷戦時代を振り返りながら読むと
その時代の空気を感じることができる。
ジョージ・オーウェルの超有名ディストピア小説。1984年、私が大学1年生当時に社会学のテストで『1984年』か『動物農場』を読んで感想をレポートをせよ、というのがありました。私は迷わずページ数の少ない後者を選択したのですが、その後ずいぶん経ってから読んだ『1984年』の凄まじさに、あのとき選んで読んでいればよかったと思ったほどです。米ソ冷戦時代、共産主義国家の監視社会を鋭く風刺した近未来小説ですが、現代にも通じる部分は多分にありますし、なにより、新語法、二重思考などの造語を生んだオーウェルの創造力に圧倒されます。数々の映画や本に影響を及ぼしているのは言わずもがな。おもしろいというより、すごい作品です。
吉野徳生/編集長 山と溪谷
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/10/25
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】