近代の終焉

映像・図像・音像から見た２０世紀先進諸国における時代精神の研究
明治大学人文科学研究所叢書　

文化書房博文社
山口泰司　

• 価格: 8,800円（本体8,000円＋税）
• 発行年月: 2009年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784830111457

内容情報

[BOOKデータベースより]

本書は「近代の終焉」という由々しい問題を扱いながら、２０世紀が経験した希望と絶望の交錯を、映像・図像・音像という多角的な視点によって映し出し、２１世紀における世界再生の願いを込めつつ、次世代への証言者の役割を果たそうとするものである。

第１章　パフォーマンスの時代―ファシズムとイタリア演劇
第２章　２０世紀初頭ドイツ語圏の大衆音楽
第３章　ヴァイマル共和国時代を映し出すドイツのラジオドラマ
第４章　イギリス近代音楽試論―その霊的ロマンティシズムの展開
第５章　映画と文学に描かれた現代史―強制収容所と戦略爆撃をめぐって、そのドイツ的側面
第６章　裁きなき虜囚―日系米人強制収容をめぐるＪＵＳＴＩＣＥの行方
第７章　妊娠・出産・育児表象におけるマルチ・モダリティ（ｍｕｌｔｉ‐ｍｏｄａｌｉｔｙ）の考察―メディア・リテラシーの視点から