メディアの中の子ども

中京大学文化科学叢書　第１０輯

勁草書房
原国人　酒井敏（日本近現代文学）　甘露純規　

• 価格: 3,740円（本体3,400円＋税）
• 発行年月: 2009年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784326848652

内容情報

[BOOKデータベースより]

童謡の系譜・序論
孝子貞婦の続き物と慈善活動―明治一〇年代を中心にして
『小学生全集』と『日本児童文庫』の位置―教育界の動向を手がかりに
中学校教材としての「走れメロス」を読む
松本清張「武田信玄」、その再生産をめぐって―一九五〇年代を中心に
音楽聴取が始動させる物語―浦沢直樹『２０世紀少年』における対抗文化の諸相
「戦記マンガ」を読む―そのリアリティの在り処“勇士”の肖像外伝

[日販商品データベースより]

メディアの中で子どもはどのような存在なのか。また両者の関係は。童謡、児童書、小説、漫画などの分析を通して日本の子どもの表象を浮き彫りにし、メディアから透けて見える子どもの抱かえる問題を多元的に論じる。