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価格:3,960円(本体3,600円+税)
【2005年03月発売】
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【2005年03月発売】
[BOOKデータベースより]
語りの魔術師G・チョーサーに導かれ、古典修辞学から再構築した独自の「物語のレトリック」理論を駆使して、物語を面白く読み解いたユニークな研究。
語るということ―物語は何処からきて何処へいくのか
[日販商品データベースより]語りとの関係でみる物語の深層構造
語り手はいかにして生まれたか―スティーヴン・ヴィンセント・ベネの『自由はめったに買えるものではない』
語りと視点の操作―ジェイムズ・サーバーの『ツグミの巣篭もり』
語りと思考の動き―ジェイムズ・ジョイスの『死者たち』
語りとサスペンスの旋律的対位―ウイルバー・ダニエル・スティールの『足音』
語りとポストモダンの精神分析―ポール・ボウルズの『あなたは私ではない』
語りとアリュージョン―フラナリー・オコナーの『善人はめったに見つかるものではない』
詩の語りにみる思想と想像力―パーシー・ビッショ・シェリーの『オジマンディアス』
語りと人間誕生の宿命的悲劇―ジョゼフ・コンラッドの『白痴』
語りにおける作者・テクスト・読者の関係構造―愛を壊す他者との人間関係
語りとレトリックの関係構造―レトリックの物語
「悲劇構造の技法」から「物語構造の技法」へ―ギリシア悲劇から学ぶ
語りのプロットと古典悲劇の構造―ジェフリー・チョーサーの『トロイラスとクリセイデ』における「形式」
語りのプロットと中世喜劇の構造―ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』における「錬金術師の弟子の話」と騙しのレトリック
プロット構成の技法―語りの構造分析
私の語りの構造分析に関する修辞的用語
私が選んだ魔術師たち―私的紹介
英文学作品の語りの分析を通して、「物語のレトリック」を読み取るユニークな研究! 「物語は古代ギリシア神話、逸話、短編の物語、長編の物語から現代を代表する宇宙を舞台にしたSFの物語に至るまで多種多様である。本書は、意外に見落とされがな古代の詩学や弁論術を元に発展してきた「修辞学」の面白さを踏まえ、語りの理論として『物語のレトリック』が重要であることを強調したい。それは人間の本質を抉り出す際のとても好都合な方法であり、過去の優れた語り手は皆それぞれの物語の産出方法を熟知しており、それに基づいて物語を語り伝えているからである。」(「序文」より)