[BOOKデータベースより]
白川静は、甲骨文、金文など漢字の始原を訪ね、「文字は神であった」という斬新な視点に基づき、『字統』『字訓』『字通』を初めとした多くの本を著した。その研究により文化功労者に選ばれ、文化勲章を受章している。だが厖大な著書の故もあり、その全体像は把握しにくいものだった。博覧強記の著者が“巨知”白川静に挑み、その見取り図を示した初の入門書。
第1章 文字が世界を憶えている
第2章 呪能をもつ漢字
第3章 古代中国を呼吸する
第4章 古代歌謡と興の方法
第5章 巫祝王のための民俗学
第6章 狂字から遊字におよぶ
第7章 漢字という国語
甲骨文、金文など漢字の始原を訪ね、「文字は神であった」という斬新な視点に基づき、『字統』『字訓』『字通』など多くの本を著した白川静。博覧強記の著者が“巨知”白川静に挑み、その見取り図を示した初の入門書。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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紺碧の空




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なぜ白川静は漢字に心血を注いだのか
これは良著です。
白川先生のエッセンスに容易に触れることが出来ます。
以前も別の人が書いた白川先生の漢字の本を読んだことがありますし、内容はちょっとうろ覚えなんですが「中国の神話」という白川先生の本を読んだことがありました。
それらの本を読む前にこの本は読んでおきたい。
白川先生が万葉集がらみの本や論文を書いていたことは知っていましたがその理由についてはまったく思い至りませんでしたし、白川先生=漢字、というイメージが頭の中を占めていました。
しかしながら、そういう自分の認識はまったく誤りであるということがこの本を読むとわかります。白川先生は漢字を研究していたのではなく。日本文化とその源流を研究していたのです。よくよく考えれば、そうでもなければ「字訓」を著す必要がありません。
呪的な漢字とそれを活用するための仮名やその他の仕組みを古代日本人が開発したことにより、日本は漢字を「国語」の一部として取り込んで自分の文化とした、ということができます。漢字は、中国産まれですが、その使用方法、訓・仮名の活用などを鑑みるともはや日本の文化と一体不可分です。その日本文化と一体不可分である漢字をとことん研究したのが白川先生でした。
それを考えると今の常用漢字による使用字の制限が如何にばかげているか、と考えさせられます。





















白川静の研究の全体像はいったいどのようなものだったのか?博覧強記の著者が描く白川学入門書